お湯先生の宿題をやってみた(所要時間30分)

 

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お湯先生からの問題投下

 

まず最初に考えたことは、人間の「かけがえのなさ」というのは「比較を許さないということ」とはどういうことなのか、だ。海外の思想家の翻訳というものは文語もしくはそれに近い表現をされることが多く、文字通りで受け取るには難があり、翻訳者がそのような表現を用いた意図を読み取る必要がある。そこで、平易な表現を「一個人のかけがえのなさは比較するべきことではない」と考えた。すると、「比較を許さない」人間の「かけがえのなさ」は、「比較するべきことではない」一個人の「かけがえのなさ」と言い換えることができる。これはどういうことなのか。倒置表現になっていると解して書き換えると、「一個人のかけがえのなさは比較するべきことでない」と整序できる。よって「ひとりひとりの個人はかけがえのない存在であり、比較する対象にすべきではない。」という論旨だと受け取ることができると考える。これは、教科書に載っている歌のように、「もともと特別のオンリーワン」つまり、個性はかけがえのないものである、と言えないだろうか。人々は切磋琢磨することによりお互いが高めあうことができる。そこに個性が存在しなければ切磋琢磨が生まれることはない。個性は個として独立すべきもので、他の個と比較をして「ナンバーワンにならなくてもいい」のである。以上により、「それぞれの個性はかけがえのないものであり、他と比較するべき種類のものではない」ことだと考える。